☆しんかなのブログ☆

元学校の先生、無職、そして母になる。〜世の中への社会研究〜

公教育には期待していませんか?

「私はアンチ学校でもアンチ公教育でもありませんが」

先日、教育関係者でもなく不登校の子どもの親でもない、

ごくごく「普通」の友人(ママさん)に質問を受けました。

彼女は、最近ホームエデュケーションで育てた親の手記を読んだらしい。

そして読んで疑問に思ったんだけど、と尋ねてきました。

 

「公教育で育つ子どもは、自分で考えられなくなるの?」と。

※そんな風に、本では公教育の心配な点を書いていた

 

元教員で学校で子どもと関わっていた私。

今は不登校の子どもやオルタナティブやデモクラティック教育の子どもに関わる私は、

回答に迷いました。

 

「全員がそうじゃないと思うけれど、学校にいるとそうなってしまう傾向はあるかも」

「大人や先生が言う「いい子」は他人目線で動いているかも」

と曖昧なことを答えました。

 

「自分の考え」より、「集団の意志」のほうが優先されるのが「学校」だと私は感じています。いい意味でも悪い意味でも。

その傾向は「学校」だけに留まらず、社会に出て「(雇われて)働く」でも続く。

 

ニューヨークの公立学校教師のジョン・テイラー・ガットの著書

「バカをつくる学校」では「義務教育における七つの大罪」についてこう述べている。

honto.jp

(読書録なので箇条書きです)

 

・一貫性のなさ

・クラス分け

・無関心

・感情的な依存

・知的な依存

・条件付きの自尊心

・監視

例:学びを分断するチャイム 階級 思考停止

結果:大人の世界に無関心 集中力のなさ 明日と今日のつながりのなさ

   歴史に無関心 人に対して残酷 物質主義 依存と受け身 臆病

 

著者も公教育を「大罪」と言うぐらいだし、

私も含め、先生方の中でも、今の学校制度、学校に

完璧に納得がいっている先生は少ないとは思います。

著者ほどではないにせよ、国や教育委員会の言ってくること現場では無理だよ!とか。

子どもは現場にいるのだから。毎日向き合っているのだから。

 

今年に入ってから私は、ずっと現役の学校の先生(教育委員会含む)とお話ししたいな、と思っています。

大きな講演会は、準備も大変だし、今の自分の体調を考えればできないけれど、

細々とした個人的な活動(先生の前で喋る)はできると思うし、

するつもりはしています。

 

何を話したいのかというと、テーマを絞るなら「不登校」。

子どもの気持ちもそうだし、

先生方で知らない人もいる「教育機会確保法」のこと。

「学校復帰」だけでない選択肢としての不登校とか。

不登校」を出発点に聞きたいこともあって。

それぞれの先生が自分の中で考える「これからの学校、これからの日本」

私もずっと考えてはいることなんですが。

 

年末に若者向けに(15歳〜30歳、教育関係者含む)講演会をやらせて頂いたのですが、

その時の私の手応えというか感想としては。。。

あ、質疑応答でですね、

「結局、なぜ不登校の子どもが増えているのですか?」とあって私が

「いろいろ理由はあるにせよ、今の学校に魅力がないからでは」と

答えたところ、現場の学校の先生方の顔が一気に曇ったんですね。

(先生は頑張っている、元教員のくせにわからないの?という空気感を感じました)

「魅力がない」という言い方が適切ではなかった(そのあと例は出したけれど)とは

思いますが。。。文科省不登校やいじめ調査の数が増えているのは、

統計の方法が変わったからでは?などと指摘もあり、

私はアンチ学校派に一気に立たされた気がしました。

 

そのあとか、その前に現役高校生に

「やっぱり不登校をするのは「ズルイ」と思います」

「私たちは「義務教育=学校教育ではない」と、授業で教えてもらっていないです。なぜ教えてくれないのでしょうか?」

不登校になる前に、習い事をしたり色んなことに挑戦して、自分を知るきっかけがあれば「不登校」にはならないと思います」

(学校教育ありきの日本社会(学校に行くのが当然)なんだなーという印象を受けました。学校以外の教育機会を受けようと思えば経済的な問題が出てきて、全ての子どもが

「自分を知るきっかけ」になる機会には恵まれていない現状だなとも再確認)

 

元教員が「不登校」を話すというのは、中立な立場でいたいですが、

発言によっては、アンチに捉えられてしまうとは感じています。

また、子どもたちが「不登校はズルイ」というのは、

心のどこかで「学校に行きたくない」「学校に期待していない」「義務だから行く」

というのが隠れているような気もします。

 

やっぱり今日以外のブログでも書いてある「教育の多様性」が

日本に欲しいなあ。

全ての人々に教育の選択肢があって、教育機会があって。

無職だから社会人失格とか、学校や会社に適応しないから障害があるんじゃないかとか、だから価値がないとか、息(生き)苦しい。

 

自分一人に力があるとは思わないけれど、

ブログも含め話したり発信することで

人が集まって変わる気がします。

もし直接私の話が聞きたい、聞きたい方がいるなら教えてください。