☆しんかなのブログ☆

元学校の先生、無職、そして母になる。〜世の中への社会研究〜

子どもを一人の人間として見る②

「優しくなんてない、空気が読めないでもない」

 

ブログによく産後落ち込んだときがあったと書いているからか、

産後うつ大丈夫?」

「育児はうまくいかなくて当たり前だから」

と心配の声を頂くのですが、私は出産が予想外すぎて落ち込んだのであって、

育児うまくいかないーーー思ってたんと違う(;_;)は当たり前すぎて、

意外と元気にやっています。

もちろん、出産を受け止められずそのまま育児へと並行してしまうケースも

たくさんあると思います。

私の場合は、出産直前から、入院なんでやねん!毎日注射とかないわ。

産後は母子とも離れ離れ、

お腹痛すぎて笑えない咳できない、勝手にミルク与えられるetc 。

もういいわ、育児にこだわりなんて要らないわ!!

捨てる!!!!!!!!!

きっとこれもギフト。

私が超安産だったら、育児が思い通りに行くように頑張っていたと思いますが(笑)

 

さてさて。

中学校の先生時代の同僚と、先日久しぶりに会いました。

卒業生に卒業メッセージがほしいということでした。

先生たちからのサプライズでムービーでお届けするそうで、

近くのファミレスで撮影がてら、近況報告したのでした。

 

今、子育てしてますー

退職後は学校以外で学ぶ子どもたちに会いましたー

日本のフリースクールオルタナティブスクールを巡りましたー

市内で月1で居場所作りみたいなのもしていますー

 

というと同僚は

「しんかな先生、優しかったもんな」と。

何、私が優しい、だ?????

 

中学校の先生時代の私はどんなんだったっけ?

ちょっと振り返ってみる。

私は、新任の頃、市内で一番荒れた学校に赴任した。

一年目は、授業はほとんど聞いてない生徒ばかりだったし、

非行生徒の非行具合はすごかったし、

先生間もギスギスしていたし、とんでもなかった。

二年目からは担任を持ったりしたけど、

クラスをまとめるっていうのは難しい、向いてないーと思った。

 

それから数年後転勤。

市内でも最新の教育実践をしている中学校で

なぜか一年で一番大事な研究授業を私がやることになり、

しかも学級崩壊してる?自分のクラスで。

この年は、心身ともにかなり病んでいた。

 

そして転勤、今回会った同僚はこの中学校の先生。

私は2つの中学校を経験して最後の中学校では

考え方を変えた。

「教師としてどうあるべきか」にこだわっていたけど

「一人の人間としてどうありたいか」で生きよう、と。

 

私は、担任を持ちたくないと校長に伝えた。

副担任だから、自然と分掌(教科以外の学校の事務仕事etc 出張増える)も

多くなるけれど、自分にできるだけ会う仕事をした。

学校図書館がその一つで、本を整備したり選んだりは面倒臭いけれど、

本が好き、そうでもないような子どもが来たくなるように、

学校の先生が授業でもプライベートでも使いたくなるようにと。

休みの日に、図書館が素晴らしいという私立中学校を見学したこともあった。

新作の映画のリーフレットを図書館に貼るため映画館によく立ち寄っていた。

地域の学校司書さんと一緒に3年かけてつくった図書館は、

教室に居場所がない子どもたちの憩いの場になっていった。

ただ本を読むだけ。

ただぼーっとするだけ。

ただ私と話したいだけ。

教室では心あらずの子どもたちが、昼食後全力で走ってくるのだ。

廊下は走ってはいけないのに(爆笑)

 

図書館担当以外ではどうだったかと言うと。

教室や廊下でなんかあの子大丈夫かなーと思ったら、話しかけたり、

問題を起こし叱られた子どもの話を聞いたり、、、。

どの先生も心がけていることをしていました。

 

違うことといえば、

子どもが言うことでも最もだなーと思うことがあれば

「いいんちゃう」って言ったりしてたことかも。

例えば、非行少年少女が

「Youtuberになりたいねん」

って言ったら大抵の先生は

「勉強し。そんなん一部や」

っていうところを私は

「あ、そうなんやーへえー」

 

なんて言うと、

私は色んな先生が頑張ってくれているから言えるのであって

いいとこどりとか楽してると思う先生もいると思う。

いやいや、教師としてタテマエで接しないといけない瞬間は

毎日いっぱいあって、たとえば授業うるさいと注意しなあかんとかは

やっていました。

聞きたくなかったら聞かなくてもいいよーと心の中では思いつつ。

そのせいか普段から態度に出ていたところもありました。

 

そんな私を見抜き、

不快に思った先生に冷たくされたこともありました。

「空気が読めない」とも言われました。

そう言ってくる先生は「教師として〜」が口癖でした。

 

そんなかんだで自分のホンネとタテマエが違いすぎて

学校の先生を辞めたわけです。

※詳細はちょうど、去年の今頃

「学校の先生を辞めた理由」とブログに書いていたので良ければ読んでください。

 

退職してから、なんだかんだ連絡をとって会おうとしてくれる先生は

私のことを「優しい」とか「会うと落ち着く」とか言ってくれます。

 

不登校の子どもを持つお母さんが

「しんかなちゃんが校長だったら良かったのに」と言ってくれたこともあります。

 

でも私は別に優しくないし、癒し系(笑)でもないです。

学校に行ってない子どもに親切に接したこともなく、

むしろ私よりしっかりしているなと思ったぐらいです。

教師として頑張っていたときも「空気が読めない」と言われ空回りしていたし、

最後の中学校でも「空気が読めない」と言われました。

 

ただ私は、

「子どもを一人の人間として見る」を大事にしたかっただけなんです。

それだけだったなーと思います。